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- 発見と予防
慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)には、症状により4つのレベルに分けられます。
レベルによって、治療の方針が変わります。
- 無症状ですが、獣医師の聴診で心臓の雑音が聞き取れます。
定期的な健康診断を心がけているとこのレベルで発見できます。 - 無症状であるもののレントゲンで左心室の拡大が観察され、症状が進行するにつれ左心房も拡大し始めます。
- レベル2末期からレベル3初期のレベルにまで進行すると、特徴のある咳が出始めたり、散歩や運動中に倒れたりするなどの症状が出始めます。
- 1日中咳が出て、食欲も無く、ほとんど動こうとしなくなります。
呼吸困難が見られたり、失神してしまうケースもあります。
早期の発見には、定期的な検診の実施が肝要です。
獣医師による聴診等により慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)の疑いが発見された場合は、エコーで血液の動きを確認したり、レントゲンで心臓の拡大が無いかを確認します。
また、この病気は、主に加齢によって発生するものです。
従って、「予防を心がける。」というより、犬のQOL(生活の質)の向上・病気の進行を抑えるために早期発見・早期治療が大切となります。
まとめ
- ・僧帽弁閉鎖不全症の症状レベルは4段階
- ・レベル1での発見は、獣医師の診断が不可欠
- ・予防より早期発見と進行を遅らせる適切な治療を
- 犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)を発見するには、どうしたら良いでしょうか。